漁師さんが弾くピアノ

何気なく付けたテレビから聴こえてきたピアノ…
夢を叶えてくれるという、素敵な番組。
心から、感動しました。

フジ子・ヘミングの「ラ・カンパネラ」に憧れた漁師のおじちゃんが、
7年間“独学”でマスターしたピアノ。

リスト作曲のラ・カンパネラといえば、
難曲中の難曲。
音の跳躍が幅広く、
黒鍵と白鍵を行ったり来たり。
番組では「ピアニストも避けて通る難曲」と説明されています。←実は私も

ちなみに、フジ子・ヘミングさんが弾く「ラ・カンパネラ」は、私も大好き。

難しい曲が速く弾けている、などという単純なすごさではなく
心の波が音に表れていて
深く心に染み入る演奏。
フジ子さんは、幼い頃から素晴らしい才能に恵まれながら
境遇や環境、病気など、様々な荒波にのまれ
60歳を超えるまで花咲くことがなかった。
人生の最終章で、やっと、その素晴らしい演奏が世に知られることになった方。

そんなフジ子さんが味わってきた人生の波や
流してきたであろう涙
その中で見えたのかもしれない光
そんなものが、じわーっと伝わってくるような演奏なんです。


そんなフジ子さんの「カンパネラ」に憧れた、海苔漁師のおじちゃん。

憧れてからの行動が、本当にすごい。

1日8時間の練習を

なんと7年間続けて

カンパネラが弾けるようになった。


番組では、「その演奏をフジ子さんに聴いてもらいたい」という夢を叶えてもらいました。

フジ子さんに聴いてもらえたことにも感動しましたが、
このおじちゃんのカンパネラの演奏を聴いて、
私、最初の一音めで、涙があふれました。

この漁師のおじちゃんの演奏も、
超難曲が弾けるようになった、などという単純な驚きではなく

ただ純粋に

フジ子さんへの憧れと

この曲への愛が詰まった演奏


私には、そんな音に聴こえて
心震えずにはいられませんでした。

私もこんな気持ちで、
演奏し続けたい。

良かったら、見てみてください。

音楽教室きのおと  -木の音-

広島県安芸郡府中町のピアノ教室、クラリネット教室です。 ピアノもクラリネットも木で作られた楽器。 木ならではの温かみや優しさを感じる音色がたくさん響く教室になりますように。 そんな願いを込めています。 どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

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